ふぐを食べに行こうか…夕方、うたた寝をしていたら父が「ふぐを食べに行くか?」と母と私に言った。 そこでうっかり目が覚めてしまった。 私の両親は、もう亡くなっている。 でも あの光景は、まだ結婚前の私の家族。 妻でも母でもない 両親の「娘」だった自分。 もう戻れないあの頃が恋しいのか? 父の最期は看取ったのに 父の死は受け入れられなかった。 夕方、よく車ですれ違っていた道で 父に会えるような気がして よく似た車を探していた。 仕事人間で特別に可愛がってもらったような記憶も無いのに なぜ父を恋しく思うのか… 母は、厳しい人で口うるさかったから あんな親には、なりたくなかったのに 今はそっくり。 母が亡くなったときは、やっとつらい病気から 楽になれたのだと納得したのに… 自分が親でいることが辛くなると なぜ 親が恋しくなるのだろう。 ジャンル別一覧
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