060689 ランダム
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毎日が着物!!

毎日が着物!!

ふぐを食べに行こうか…

夕方、うたた寝をしていたら
父が「ふぐを食べに行くか?」と母と私に言った。

そこでうっかり目が覚めてしまった。
私の両親は、もう亡くなっている。
でも あの光景は、まだ結婚前の私の家族。
妻でも母でもない 両親の「娘」だった自分。
もう戻れないあの頃が恋しいのか?

父の最期は看取ったのに 父の死は受け入れられなかった。
夕方、よく車ですれ違っていた道で
父に会えるような気がして よく似た車を探していた。
仕事人間で特別に可愛がってもらったような記憶も無いのに
なぜ父を恋しく思うのか…

母は、厳しい人で口うるさかったから
あんな親には、なりたくなかったのに 今はそっくり。
母が亡くなったときは、やっとつらい病気から 
楽になれたのだと納得したのに…

自分が親でいることが辛くなると
なぜ 親が恋しくなるのだろう。


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